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サルコペニア対策:愛犬との共同作業

サルコペニアやフレイルという言葉は聞いた事はありますか?サルコペニアとは「筋肉量が減少し、筋力が低下している状態」を示す言葉です。特に高齢者の機能低下や転倒リスク因子になり得るとされています。一方、フレイルとは「加齢に伴い心身が衰えた状態」のことです。サルコペニアはフレイルの原因に成りやすいとされています。 透析患者さんは、透析をベッドの上で寝ながら受けられる事が多いため、透析をされていない方と比

心因性頻尿の原因は運動不足?

頻尿は年寄りの症状と思う方も多いと思いますが、10代や20代の若い方にもいます。特に若い男性に多い頻尿が心因性頻尿と呼ばれるものです。高齢者と違って、夜間睡眠中はトイレにほとんど行かないのですが、昼間は2,3時間おきに排尿します。ひどい人は1時間持たない人もいます。頻尿を来す他の病気と異なり、心因性頻尿は膀胱や尿道に異常がありませんから、尿検査をしても異常がありません。なぜか、3月から4月の春頃に

水素水は運動の味方

臨床工学技士の大切な仕事の一つに機器の保守管理があります。私たちは日頃から透析機器の定期点検、メンテナンスなどを計画的に行っています。そこでふと思ってしまうのが、自分の身体の管理やメンテナンスは大丈夫なのかということです。自分の体も健康でいられるようにと思い、数カ月前からスポーツジムに通い始めました。 最近のスポーツジムには水素水のサーバーが設置されていて、月々の定額料金を払えば飲み放題の仕組みに

バラのカクテル?

新緑の季節になりました。寒い冬が苦手な私は花と緑が元気になる今の時期から秋にかけてが大好きです。 自宅のルーフバルコニーの花壇にバラを植えているのですが、とても綺麗に咲いています。カクテルという品種名のバラで赤色に中心が黄色の華やかな色彩で、見ているだけでとても癒やされます。 ちょうど1年前に実家のある栃木に帰省し、藤の花を見るためにフラワーパークに行きました。藤の花はもちろん綺麗だったのですが、

腎移植雑感

欧米に比べて日本の腎移植の少なさについては昔からよく言われていました。私は日本で最も腎移植手術の多い大学に入局したので、腎移植は普通の医療だと思っていましたが、一歩大学を出ると腎移植というのは大変珍しい医療であることがわかりました。立花隆の著書「脳死」で臓器移植の問題提議がなされ、多くの議論の末に臓器移植法が成立し、脳死下の臓器移植が可能となりました。その後も、臓器移植の推進のために、臓器移植法が

ふるさとの水

最近は日中の気温も上がり、春から初夏のような日が多くなりだいぶ過ごしやすい季節になりました。 コロナ禍もあって帰省も控えていましたが、先日お休みをもらい福島の実家へ久しぶりの帰省をしました。新緑がとても鮮やかで、それだけでも自然の豊かさに心が穏やかになりました。 帰省した時にいつも感じていることがあります。入浴した後に髪はサラサラとまとまりやすく、肌に触れた時に髪と肌の質感の良さを感じるのです。福

電解水透析の安全性について

電解水透析の開発の歴史を簡単に振り返ってみます。1990年代に電気分解した還元水(電解水素水)が実験的に活性酸素種を除去することが既に知られていました。当時から血液透析では透析の度に活性酸素種が血液中に増加することが臨床上の課題となっていましたので、電解水素水の血液透析への応用が期待されていました。2003年に台湾のグループが初めて透析患者に電解水透析を1ヶ月間行い、その安全性や炎症反応の抑制効果

都内クリニックで初導入:電解水透析システム

4月から「電解水透析システム」を導入しました。国内では33施設目の導入になりますが、東京では聖路加国際病院についで2番目となります。関東でも本格的に稼働している施設はまだ5施設しかありません。 当院が導入した理由は、透析患者さんの透析後の疲労感を何とかしたかったからです。個人差はありますが、透析後に疲労感を訴える患者さんは多いです。透析が終わって帰宅すると、その日は1日何もできない、運動する気力も

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