我々は患者さんの悩みに真摯に向き合います。皆さんが少しでも笑顔で快適に日々の生活が送れるように常に最適な透析を追求しています。当院自慢のスタッフが皆さんの治療をお手伝いします。
当クリニックの透析治療方法
2023年4月、当院は日本発の最先端技術である「電解水透析システム」(EW-HD)を導入しました。水素水が活性酸素などを効率よく除去する原理を血液透析に応用し、高濃度の水素を溶かした透析液を患者さんに提供するシステムです。既に導入していたオンラインHDFに「電解水透析システム」(EW-HD)を追加し、水素水の透析液と最新の透析法を合体させました。従来の方法では難しかった自覚症状と合併症が改善されることが期待されます。
「電解水透析」についてはこちら
血液濾過透析(オンラインHDF)
血液濾過透析は血液透析に“濾過”を加えた治療法です。透析液をそのまま血液中に補液し、“拡散+濾過”の原理により老廃物を除去します。
オンラインHDFは大量に補液することができるシステムです。オンラインHDFは通常の血液濾過透析よりも効率的に濾過をすることができるため、より多くの老廃物を取り除くことができます。
オンラインHDFの利点
- アミロイドーシスの予防
- レストレスレッグ症候群の予防
- 血圧が安定する
- 貧血の改善
- 食欲の改善
- 長期的な予後の改善
透析液の水質
オンラインHDFでは、透析に使用している透析液を直接血液に注入します。透析液を補液に使用できるのは、厳重な透析液の水質管理をしている施設だけです。当院では安全な透析治療の運用のために、臨床工学技士が毎月透析液の水質を検査し、“ウルトラピュア”の状態を維持しています。
多用途透析用監視装置
多人数用透析液供給装置
DAB-200Si(日機装)

最新の透析液供給装置により、
患者様へ安全に良質な超純水を
供給できます。
多用途透析用監視装置
多人数用透析液供給装置
DAB-200Si(日機装)

最新の透析液供給装置により、患者様へ安全に良質な超純水を供給できます。
血液透析(HD)
ほとんどの患者さんはオンラインHDFで透析を行っていますが、栄養状態の悪い方や高齢者などは従来の血液透析(HD)の方が向いている場合があります。オンラインHDFに比べてアルブミンの抜けが少ないです。少分子の毒素の除去に優れています。
シャントの管理
血液透析を行うために必要なシャントと呼ばれる血管は閉塞や感染などのトラブルを起こすことがあります。当院ではトラブルの早期発見のために最新の血管専用の超音波診断装置を使って、シャントの血流の状態を観察しています。
超音波画像診断装置 FC1
(FUJIFILM)
超音波画像診断装置 FC1
(FUJIFILM)
当院の透析の時間について
夜間透析
お仕事をされている方などは昼間に透析を受けることが難しい方もいらっしゃいます。月・水・金曜は19:00までに入室して頂ければ、夜間透析が受けられます。JR山手線、東京メトロ南北線の駒込駅から近く、コインパーキングも隣接しています。
長時間透析
当院では健康を考慮して長時間透析を推進しています。6時間透析も可能ですので、是非ご利用下さい。
旅行透析
お仕事などの都合で都内にお越しの際は、当院で旅行透析が受けられます。現在通われている透析施設にご連絡していただき、当院宛てにFAXで診療情報提供書を送ってもらってください。
個室透析ルーム
個室透析ルーム
腹膜透析(PD)
腹膜透析(Peritoneal Dialysis;
PD)は、ご自分の腹膜を透析膜の代わりに使用する腎代替療法です。腹膜で囲まれた腹腔内を透析液で一定時間満たすと、腹膜を介して血液中の老廃物や余分な水分などが腹腔内の透析液側に移動します。その後、透析液を体外に取り出すことで、血液を浄化します。
腹膜透析は残腎機能を長持ちさせたり、自分の生活スタイルに合わせて透析ができるというメリットがあります。ただし、長期間使用による腹膜機能の低下や腹膜炎の合併症のリスクもあるため、定期的なメンテナンスや検査が大切です。腹膜透析の導入病院との連携を密に行い、トラブルの早期発見と治療に努めています。
当院の自主機能評価指標の公開
2024年5月
治療指標 |
% |
腎性貧血管理(Hb 10.0g/dl以上の比率) |
93.9 |
P管理(P 6.0mg/dl以下の比率) |
85.7 |
PTH管理(iPTH 240pg/ml以下、あるいはwhole PTH150pg/ml以下の比率) |
83.7 |
透析時間(4時間以上の患者の比率) |
87.8 |
透析時間(5時間以上の患者の比率) |
12.2 |
透析時間(6時間以上の患者の比率) |
0 |
透析量(Kt/V 1.2以上の比率) |
89.8 |