Blog
病理学とは 臨床を数年間経験した頃、自分の中で臨床について疑問を感じるようになったことがある。外科的治療にしても内科的治療にしても、臨床では理屈よりも経験則を重視することが多い。これは臨床とはまだまだ多くの不確定要素を含む医学であるという意味でもある。医局人事や徒弟制度などにも息苦しさを感じ始めていたこともあって、自分で病気の本質を見極めたいと思い、大学院に行くことを決意した。大学院生としては既に
私は長年研究生活を続けた後、医師を辞めて基礎研究者として飯を食っていくと決めたことがあります。数年間に渡り、30ヶ所以上の研究施設の教授や部長ポストに応募しましたが、結果はすべて落選でした。最後に某大学医学部の教授選の最終選考まで残りましたが、落選したので、プロの研究者の道を諦める決心をしました。後になって、そこの教授になった人が同じ大学内から選ばれたと知り、あれは結局出来レースだったのだなと思い