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サルコペニア対策:愛犬との共同作業

サルコペニアやフレイルという言葉は聞いた事はありますか?サルコペニアとは「筋肉量が減少し、筋力が低下している状態」を示す言葉です。特に高齢者の機能低下や転倒リスク因子になり得るとされています。一方、フレイルとは「加齢に伴い心身が衰えた状態」のことです。サルコペニアはフレイルの原因に成りやすいとされています。

透析患者さんは、透析をベッドの上で寝ながら受けられる事が多いため、透析をされていない方と比較して運動が不足しており、サルコペニアになるリスクが高いです。サルコペニアが進行すると、筋肉量が減少することで、基礎代謝が落ち、少し動くだけでもしんどくなるため外出の機会が減少してしまいます。外出の機会が減少することで食欲が低下し、低栄養となりフレイルへと進んでいきます。フレイルがさらにサルコペニアを進行させ、悪循環に陥ることを「フレイルサイクル」と言い、治療がなかなか難しくなります。

お恥ずかしいのですが、私自身コロナ禍ということもあり、出かけられない、仕事が忙しくしんどいを言い訳に、大好きなお菓子をたくさん食べダラダラとした生活を数年送っていました。その結果、周りからかなり太ったねと言われるくらいの大幅な体重増加と筋肉低下をきたし、最近では階段を登るのも辛くなってしまいました。

先日、愛犬の動物病院受診のため約1年半ぶりに歩いて病院に連れて行きました。愛犬は飼い主に似て歩くのが嫌いなのでバッグに入って行きます(笑)。愛犬の体重の負荷も加わり片道約30分の坂道を歩くのはけっこうな運動になりました。昔は平気でしたが、やはり今回は少し辛く休み休み行きました。少し疲れましたが、不思議ととても清々しい気持ちになりました。

適度な運動は心身のバランスを保つためにも大切だなと改めて実感しました。普段あまり運動をされていない方がいらっしゃいましたら、真夏が来る前のこのちょうど良い気候の今、家の近くを少しお散歩することから始めてみてはいかがですか?とても清々しい気持ちになりますよ(^^)

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